製油所等で製造され船舶にて当基地へ運ばれてきたガソリン・灯油・JET燃料・軽油・重油・プロパンガス等を、基地内のタンクへ受け入れます。また受け入れた製品の一部は船舶にて出荷を行います。
桟橋管理業務は海上荷役を実施するにあたり、実際に桟橋上で船舶の綱取り・綱放しやローディングアームを接続して入出荷作業を行います。安全荷役を遂行する為、着桟している船舶の定期的なパトロールを実施するのはもちろんのこと、桟橋上の設備についてメンテナンスを行っています。
船舶代理店業務は船舶の入出港に伴う関係官庁への許可申請等を船会社及び船長の代理として行っています。
また、船会社の代理として坂出港において船舶に関する様々なサービスや入出荷に関する桟橋計画及び荷役協定書の作成や官庁への入出港届を作成しております。
国内で保有する油の在庫がひっ迫した際には、外国船による輸入を行う為、外航代理店業務も行っています。

品質管理された石油製品をタンクローリーにて出荷する業務を行います。
出荷業務はシステム管理されており、お客様からのオーダーに対し正確かつ安全に荷役が行える体制としています。
石油製品は四国全県および中国、近畿地方の近県に向けて出荷しています。

石油製品の貯蔵タンクや、出荷用ポンプを健全な状態で維持するための設備管理、運転に必要な動力源である電気・蒸気・工業用水・計装空気・海水・窒素の管理を行っています。
また、坂出物流基地内で発生する排水を適切に処理するための水処理設備を活用した水質管理や小型ボイラーから排出される排ガスの管理を行っており、環境に配慮した運転管理を行っています。

坂出物流基地で取り扱う石油製品を全自動試験装置等を用いて性状試験を行い、お客様に適正な品質の製品を提供するよう品質管理を行っています。
また、基地の排水検査等も行い、環境管理を徹底しています。

不安全操業や労働災害、健康障害を防止するため、それら要因の排除や再発防止策、安全衛生に関する計画の作成、実施、評価及び改善に関する業務を担当しています。
また、坂出物流基地運営に係る、保安・環境関係法令を遵守するための施策立案、管理、報告書の作成、関係官庁に対する届出・申請資料の作成及び申請業務などを行っています。

万が一に備え、迅速かつ的確な防災活動が行えるよう様々な災害を想定し、日々の訓練を繰り返すと共に、消防車両や防消火設備の維持管理に取組んでいます。また災害発生時の被害拡大を最小限にするために、番の州コンビナートの近隣企業と相互に応援協定を結んでいます。
警備業務としては正門に警備担当者を配置し、人や車両の入出門管理を行っています。構内においても24時間体制で定期的にパトロール巡回や監視カメラによる監視を行い、異常の早期発見に努めています。

2003年に発生した北海道十勝沖地震により、浮き屋根タンク火災が発生した際、従来の公設消防資機材では消火活動が困難であったことを発端に法整備が行われ、全国に広域共同防災組織が設置されました。
瀬戸内地区広域共同防災組織は、当基地を主要資機材の配備事業所とし、中四国の大型浮き屋根タンクを保有する9社12事業所で構成されています。
当事務局では広域共同防災組織を円滑に運営するため、主要資機材の維持管理のほか、万一の災害に備えた資機材搬送、設置、操作等の教育訓練を企画、実施しています。